2021年2月20日(土)

今日、毎週のルーティンにしている「としまえん」往復のジョギングコース(約12.5キロ)を、1キロあたり平均6分50秒で走ることができました。

減量と健康増進を目的にジョギングを始めたのは半年前。
最初の頃は、としまえんまで行って帰ってくるのが「夢」
とてもとてもその手前で折り返して返ってくるだけで青息吐息だったのが、いつしか、往復する夢が叶い、一キロ9分近くかかっていた速度が改善し、ついに「夢のまた夢」と思っていた1キロ7分をブレークできました。 


当局にとって、実は、このジョギングコースはいまから15年ほど前はもっと遠くまで毎週走っていたコースです。
その頃はまだ若かったので、としまえんは単なる通過点で、そこを通り越して石神井川沿いにさらに走り、あるときは板橋本町のあたりまで、また気分が乗ればさらに城北中央公園あたりまで、さらには頑張って飛鳥山のあたりまで行ったこともありました。

それが仕事が忙しくなってつらい運動はしなくなり、時々思い出したように走るのですが、体力が衰え体も重くなり、とてもとてもそんな長い距離を走るなど思いもよらないことになってしまっていました。
ところが一年あまり前の健康診断で、体格のことに医者からおしかりがあり、「やはりやらねば」と文字通りの重い腰を上げたのが半年前、でした。
走り始めた最初は、ずっと手前の谷原の交差点まで行くだけでとてもしんどく、以前何でもなかったとしまえんがはるか遠くに思えました。そこまで走ることがまずは「夢」となった次第です。
ただ、距離は毎週は知ることで比較的伸びやすく、少しずつ伸ばしていって、ふた月くらいすると、まずは夢のとしまえんまで行くことができるようになりました。
 

スピードに関して言えば、もともと速く走るのが目的ではないため、そこまで追い求める気持ちもなかったのですが、ある日急いで歩いて速度を測ってみると一キロ9分くらいで移動している自分に気がつきました。
その頃の走る速さは、時間がかかる日だと1キロ8分半をこえて9分近かったこともありました。歩いても走っても9分?そんなわけはないはずです。もっと早く走れるはずだと、そう思ったのがここ一ヶ月ほどのことです。
海外勤務で四半世紀前にシカゴにいたとき、すすめてくれる人がいて現地のハーフマラソンに参加したことがありました。当時結構入れ込んで練習した上で参加したのですが、そのころの当局の走る速さは1マイルあたり10分半位でした。一キロ6分半くらいですね。ハーフマラソンは完走しましたが、ビリから片手で数えられる位でした。ただ、それでも「走っている実感」は十分でした。
早く走れるようになったとき、どれくらいの早さで走れるのか?

実際は、走りながら速度をコントロールするのは結構難しく、気がついたのはむしろ走る「姿勢」を維持すれば速度は自ずと保たれる、だらだらした走り方をしたらもとには戻しにくい、ということでした。
以来、「いい走り」を心がけるようにしました。
結果、今日の速度と四半世紀前の走る速さ、長い時間が流れましたが、あまり違いません!
もう若くはありませんが、ある程度やれているなと確認できました。飛ぶように、とはとてもいえませんが、「走っている」という実感ありました。
 

走るためには走る筋肉と運動を支える心肺機能が必要かなと思います。
走るのに必要な筋肉は、走ることによって鍛えるのかなと思います。つまり、継続は力ですね。
心肺機能は、年齢柄、無理は禁物と思っています。一方である程度の負荷も健康にとっては必要かと思います。アップルウォッチで心拍数をモニターしながら、だいたい120~150の範囲でのスピード、そんなところを目標にしています。

ジョギングも目的や走り手の年齢によって何がいいのかは違うのかなと思います。
私の目的は減量と健康増進なので、実は速く走ること自体は目標ではありません。
この目的のためには「継続できること」実は大事なので、「無理をしない」のが大原則だろうなと思っています。ですから、今以上速く走ろうとはあまり思っていません。

一方で今回、早く走れるようになったときに思ったことがいくつかありました。
一つは、「だらだら走らないこと」の大事さです。
できるだけ歩道の多いところ、車の交通量の少ない安全なところ(それ故石神井川沿いの河川敷の道路は完璧です)を選んで走るのですが、それでも所々で信号で止められます。一分なら一分、信号待ちをして走り出すときがキーポイントだと思いました。ここでもとの速度にすぐ戻らないと筋肉は急速に疲れを感じてしまいます。立ち止まってもいいが、動き出したらすぐ元に戻る、戻す。これが大事です。

二つは、フォルムの大事さです。
走るというのは、交互に足を前に出して進んでいくことなのですが、そのとき、足の高さをどこまで引き上げるのか、手の振り方はどうなのか。それは人それぞれ、年齢に応じてそれぞれだろうと思いますが、「自分らしさ」が走るフォルムにあるのなら、それを維持することが大事だと思いました。わかりやすい別の言葉で言えば「足を引きずらない」だと思っています。すれ違う人が、「走ってるね」と自然に思ってくれるその美しさ、追求したいところですね。

最後に、本日の出で立ちをご紹介します。

ジョギングやランニングをされている方は多く、素敵なコスチュームで走られている方がたくさんいらっしゃっていいなと思っています。
私はというと、ご覧の通り地味な格好で走っています。コスチュームにお金をかけないというよりは、これまでのつらい思いを踏まえて特に冬の間は装備はしっかりしています。
外を走る際の最大のリスクは「走れなくなること」だと思っています。
筋肉もOK、心肺機能もOKなのに、動けなくなる経験、何度かしてきました。

なんとか歩くくらいしかできず、最寄りの駅から電車に乗って帰る、そんなことが実際にありました。
夏はそれでOKですが、冬はそうはいきません。今日は気温が1度、日差しは高くなりましたがそれでも寒い時期です。汗をかいたからだが、動けなくなっても困らない装備、それが大事と思っています。
ですので「手袋」「帽子」「ネックウォーマー」、「下肢を暖める下着」、「上半身を保温する被服」は必須かなと思っています。
同じ意味で携帯電話、もし2時間を超える長距離を走るのなら食べ物や飲み物をポーチに入れて持って行く(最近はコンビニがあるのでそこに行く方法もあると思います)のもまた大事かなと考えます。

 長々と半ばプライベートなことを記述しました。
自分への記録であるとともに、なにか、皆さんの参考になればなと思います。 

健康が財産です。
走るのは本当に体にいいと思います。
是非、時間空間を超えて一緒に走りましょう!