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私のアマチュア無線開局記/無線局の開局について

アマチュア無線開局までの流れ

私は、2011年の震災後の時期、会社の業務が一時的に非常に静かになり、仕事以外の「余計なこと」を考える時間ができたのがアマチュア無線を始めるきっかけとなりました。
その前年に、子供の陸上競技関係の大会(地区対抗の中学の駅伝レース)が晴海の埠頭の先で行われたとき、たまたま日本無線協会の前を通りかかったのが伏線であったのかもしれません。
子供のころ、アマチュア無線は上り坂の時期で、また当時は子供向けにもスカイセンサー5800、5900といった一世を風靡した機材が世に出て、自分もこれを父親にたのんで買ってもらい、BCLの世界には足を踏み入れたのですが、私の場合はそのまま無線には至らず、数十年の月日が流れることになりました。
年月を経て、その記憶がよみがえり、それで、アマチュア無線の開局を思い立つこととなりました。


アマチュア無線免許の取得

アマチュア無線関係の書籍は、なかなか普通の本屋さんでは見つからないと思います。
どのように、免許を取得し、どのように開局するか、わかりやすく情報が取得できるとも思えません。
いずれにせよ、アマチュア無線をはじめるには、まず、免許を取らなければなりません。免許の取り方はいろいろとありますが、結論を先に申し上げると、第四級アマチュア無線技士を目指されるのであれば、是非、東京地区の方は巣鴨のJARD(日本無線振興協会)まで出かけていただいて、そこで講習を受けられることを推薦します。
独学で勉強して、試験に挑戦されるのもよいと思いますが、是非独学は2アマにとっておいていただけたらと思います。講習会のよいところは、なんといっても、その道の大先輩の先生に教わることできることにあると思います。アマチュア無線の第一歩を確実にする最良の方法と思います。
講習会はJARDへ申し込んでいただくことになりますが、それなりの需要があるようで、おそらく直近の講習会は一杯だろうと思います。少し先になりますので、余裕を持って申し込まれるのが良いと思います。

自分は2011年の9月の下旬、二日続けて講習があった回に受講しました。二週間かけて行うのと異なり、週末一回ですみますし、集中できます。
JARDはとげぬき地蔵のすぐ裏です。巣鴨の駅からだと10分くらいは歩いてかかるかと思います。
以前巣鴨が無線のメッカであったと聞きましたが、今はしるよしもありません。JARL/JARDがあるのが、その面影を語っていることになるのかと思います。
4アマの講習会は二日間です。二日とも確実に出なければなりません。万障繰り合わせて行く決意で望まれてください。遅刻をしたりして補講となると実際は他の参加者に多大な迷惑がかかるのは当日いかれればわかるかと思います。遅刻厳禁、私の場合は弁当持参で参加しました。

4アマの教科書を初日にもらえます。私は、二日目までに全部目を通しました。その他に問題集ももらえます。読まなくても良いのかもしれませんが、是非、アマチュア無線をはじめるのであれば、ひととおり、内容は読んでおくべきかなと思います。実際に無線の世界に入って、諸先輩と話す際には、やはり最低限度の知識を備えているのが大切かと思います。

講習の最後に試験がありますが、講習をきちんと受ければ、まず間違いなく合格すると思います。小学校6年生の私の娘を講習に行かせましたが、無事、合格しました。万が一、落ちた場合があるとすれば、救済措置もあったと思いますが、まずはよほどのことと思います。講習は多少眠いかもしれませんが、いや、眠いようではそもそも無線が長続きしないような気がしますが、きちんと聞けばOKです。

試験の結果は一週間後くらいにネットで発表になります。
試験に合格がわかるまでの間は是非、どのRIG(無線機)を買うか、あれこれ比べてもらえたらと思います。
私は、RIGは、ぜひともオールモード・オールバンドの機械、たとえばヤエスのFT-857やアイコムのIC-7000を購入されることを勧めます。大変コンパクトで、机の上に置けると思います。同軸ケーブルが思うように曲がらないほうが苦になると思います。それでいて、DXなどを目指されるのでないなら、十分満足できる送受信機能をエンジョイできると思います。
なお、もし、3アマを目指されるのであれば、機材は3アマまでお待ちいただくのが良いかもしれません。無線機も安いものでもありませんので。
3アマは50W出せるようになります。10Wでは、HFは厳しいものがあると思います。50Wあれば、逆に、国内は十分と思います。また、CWができるようになるのが大きいです。出られるバンドも違います。4アマ用の機材では、3アマの運用はできません。
でも、我慢できない方や、4アマでよいという方は、4アマ機を買われることになると思います。私は、4アマ合格の記念というわけではありませんが、FT-857の4アマ仕様を買いました。

講習会を受けると、合格が確認できた後は、無線従事者免許証の到着を待つことになります。
免許証は、一ヶ月くらいかかります。写真入りの証明書で、なかなかすっきりしています。公的な身分証明書にもなります。自分は、2アマになりましたが、財布に入れて持ち歩いています。運用するなら、携帯しなければなりませんしこの、待っている間が一日千秋の思いでつらいところですが、自分の年齢になって、こういうこともなくなったなぁ、と思います。

さて、待っている間、他にもすることがあります。
RIGを買うだけではだめで、アンテナも買わなければなりません。アンテナに関しては、私に語る資格はとうていありませんが、とにかくアンテナが必要です。作れないのなら、アンテナを買わなければなりません。どのバンドに出るかによりますが、そのバンドに適したアンテナが必要です。
アンテナを買うだけではまだ無線はできません。そのアンテナをどこに固定するか、そのアンテナのアースはどうするのか、また、そのアンテナからどうやって無線機をつなぐのか、ここを考えなければなりません。

アースの問題は、アースが不要なバンドで無線をやる場合には気になりません。2m=144MHzと430MHzはアースは普通いらないと思います。6m=50MHz以下で無線をやる場合にはアースが必要です。これに関しては後述したいと思います。


開局

一ヶ月くらいすると、関東総合通信局から4アマの免許が到着します。

開局には無線機が必要です。無線機を注文しましょう。自分は、無線機は全部CQオームさんで購入しました。定番の機種であれば、まず機能は安心です。夜中でも注文できますし、自宅まで物が届きます。ネット通信販売はほんとうに便利だと思います。もちろん手にとって見たい、あるいは係員の説明を受けて買いたいということであれば、無線ショップに行かれるのが良いと思います。

機材がそろい、免許が到着すると、今度は局免の申請が必要です。局免の申請は、是非、ネットで行っていただければと思います。九段まで行く必要はありません。
まず最初に総務省のwebサイトの利用IDの申し込みがあります。これはネット上で申請すると比較的短期間(数日)で戻ってきます。
引き続いて、そのID・パスワードを利用して、局免の申し込みを行います。局免の申し込み手順は、リグの取扱説明書の最後のほうに乗っていると思いますのでそれをそのまま写していきます。技適機種に関しては、申請は非常に容易と思います。若干、格闘することにはなると思いますが、一時間もあれば、送信できると思います。忘れず移動可能にしておくのが、後々移動運用する際に必要になります。
その後は審査を待つことになります。審査は、概ね一ヶ月くらいかかります。「審査中」にステータスが変わるまで長くかかりますがそこまで行くと後は一気です。必要とされる料金を近くのATMから「ペイジー」で振込み、あと、九段の庁舎までとりに行かないのならば、免許書の返信用の封筒をここで送ります。局免が到着する前に、電波使用料の請求書が着ますが、これが来ると局免が到着するまであとわずかです。
待ちに待った局免が到着すると、いよいよ電波を出せる状態となります。局免はもらってしまうとぺラッとしたB5の紙一枚ではありますが、感無量なものがあります。

局免のIDの申請から始めると一ヶ月では終わらないと思いますが、一ヵ月半まではかからないと思います。紙で申請した場合のスピードがどうか、私はわかりませんが、おそらくそんなに違わないと思います。途中の手続き状態が確認できるなど、自分は圧倒的に電子申請の支持者です。


(最終修正:2017年12月10日)